歯の根の4分の1がアゴの骨についていれば、手術で炎症部を取り除けます。あとは歯磨きによって歯垢をなくしていけば、新しい結合組織が生まれ、歯とアゴの骨が自然につながっていきます。
手術の方法には以下のものがあります。
歯肉が盛りあがっている場合の予防手術です。盛りあがった部分の歯肉を切りとって、食べカスや歯垢がたまらないようにするのです。比較的簡単な手術で、数分から数十分で終わります。
ポケットの深さが3〜4ミリ前後という、比較的軽い歯周病の場合に行なわれる手術です。
麻酔をかけ、歯石や血ウミと一緒に患部の歯肉を削りとります。
手術後の歯磨きで、歯肉は歯に再びつき、ポケットはなくなります。
おもに前歯の場合に行なう手術です。手術後に歯の根が露出するのを防ぐのが目的です。したがって、歯肉の外側を生かし、内部のポケットだけを切り取ります。
重度の歯周病の場合に行なう手術です。歯肉をはがし、歯石や血ウミとともに炎症部の歯肉を切りとったあと、肉をもとどおりに縫い合わせます。約一時間程かかります。
歯周病は細菌によって骨を破壊し、異常な形態になることが多々あります。歯槽骨整形術は、フラップ手術と似ていますが、異常な骨の形態を可能な限り移行的にするために行なわれます。
歯の根の周りの骨が溶けて、骨に穴があいてしまった場合に、口の中のほかの個所から健康な骨を移植する方法です。フラップ手術と同時に行ないます。
上あごの抵抗力のある歯肉を弱い歯肉のところに移す手術です。
抵抗力の少ない歯肉の部位へ、その周囲の丈夫な歯肉を移動させる手術です。歯肉移植術と歯肉移動術は、将来の健康維持を目的とした予防的な配慮としても有効です。 |