歯周病Q&A

私は歯周病の治療中で、ひととおりの治療を終え、3ヶ月ごとにメンテナンスを受けています。ただ、1本の前歯の病状が進んでおり、表側の骨が相当喪失しているとのこと。今後の治療方針として、2つ示されています。単に抜いただけではインプラントも無理なので神経を抜いた上で歯を徐々に抜いていき、歯槽骨を復活させたうえでインプラントにする方法と、外科的な手術により骨を再生させ自分の歯を温存する方法です。後者は自身ではできないので、適切な歯科医を紹介してくれるとのことです。 どちらを選ぶべきか、参考にさせていただきたく、両者とのメリット、デメリット、またその他注意点などありましたらアドバイスをいただけないでしょうか。 (2006.7.9)
どちらも正しい方法です。
◇歯の挺出によって歯槽骨を増やす方法のメリットは外科的な侵襲が少ないため 負担が軽減されます。しかし大幅に増やすことはできません。
◇外科的な骨増生は、大幅に増やすことが可能です。しかし自家骨を用いる場合 はドナーサイドの部位にも外科的な侵襲が加わります。
もしどちらか迷っているのであれば、インプラント治療の期間が長くなりますが、 まず歯の挺出をおこなって、骨が足りないようでしたら外科的な方法や、 インプラント埋入時に骨補填材料を用いてみてはどうでしょうか。