歯周病Q&A

先日、根っこの治療をしてもらった歯が、次の日に膿んでしまったようで、頬が腫れてしまい下唇の半分がしびれた状態になっています。治療の際に麻酔を2~3箇所か打ったのですが、そのとき、小さい静電気のような感覚が歯茎にしていました。
今の病院の先生は、膿が原因で、炎症をおこしており、その炎症が神経を触ってしまっているのが原因ではないかとおっしゃっていました。膿が完全に出れば、腫れも痺れも引くと言っているのですが、私としては、初めての経験なので、少し不安です。
根っこの治療でこのような腫れや痺れが起こることがあるのでしょうか。(2005.12.6)
下顎の臼歯の根っこの先に大きく膿が溜まってしまった場合、まれに下唇が痺れることがあります。これは下顎の骨の中に下歯槽神経という下唇の感覚を司っている神経に炎症が波及するために起こります。この場合は根の治療をして根の先の炎症を直す事が必要だと思われます。また根っこの治療の際に麻酔をされていますので、場合によっては麻酔をオトガイ孔付近(下顎の小臼歯の根尖付近)にするとやはり下唇の痺れが出ることがあります。ただし多くの場合一過性のもので完全に回復してくる可能性が高いと思われます。いずれにしても担当の先生に今後の見通しについてご相談されてみてはいかがですか。